コウモリってどんな生き物?分類や鳥類と違いも簡単に解説!
コウモリに対してどのようなイメージを持っていますか?血を吸う?超音波?確かにそれも間違っていません。むしろ大きな分類の指標となっています。そしてコウモリは実は鳥類ではありません。
今回はそんなコウモリの生態、分類、鳥類との違いについて、わかりやすく、とても簡単に解説してゆきます。
目次
- コウモリとは?
- コウモリの大まかな分類
- 鳥類との違い
【コウモリの解説】とは何?じつは鳥類ではありません。
コウモリとはも脊椎動物門哺乳類綱コウモリ目(翼手目)に含まれる生き物のことを言います。
世界に980種のコウモリが確認されていて、唯一空を飛ぶことができる夜行性の哺乳類です。
鳥類綱に含まれている鳥とは違って人間と同じ哺乳類ですね。
食べるものは固い木の実、柔らかい木の実、花の花粉、魚、動物の血、とさまざまです。豚の母乳を飲むコウモリまでいます。
住処もたくさんで木、民家の屋根裏、葉で作ったテントの中、洞窟、海食洞など様々です。
血を吸うコウモリがいて怖いと思った人もいるでしょう。でも安心してください。
基本的に日本にいるコウモリはほとんどが虫を食べ、残りは沖縄にいる果物を食べるコウモリだけです。
【コウモリの解説】コウモリの大まかな分類。鳥類との違い
さっき説明したようにコウモリは脊椎動物門哺乳類綱コウモリ目(翼手目)に含まれる生き物です。
ローラシアテリアという生物に分類されており、食虫目(モグラなど)、食肉目(ネコか動物など)、有蹄目(馬の仲間)に近い生き物といわれています。
この中で大まかに分類するとオオコウモリとココウモリに分けられます。この二つの大きな違いはエコロケーション、つまり超音波を利用できるかでで分けることができます。
【コウモリの解説】鳥類との違い。
一番の違いはコウモリが哺乳類で鳥は鳥類に含まれることです。
細かい説明をするとコウモリは鳥と違い卵ではなく子供を産み、母乳で育児をします。鳥とは違って1年に1匹しか出産ができず、繁殖スピードはかなり遅いです。そして寿命は7から10年で比較的鳥より長いです。
そして進化にも違いがあります。鳥類は恐竜からの進化で羽を獲得し飛べるようになったのに対して、コウモリは人間と同じ哺乳類、詳しくはモグラのような生き物から進化したと言われています。
でもどうやって翼を獲得したかはまだ分かっていないようですね。